(富田)初日で1シーン撮影しただけでクタクタです。
富田:やっぱり「2」って緊張するとですよ
華丸:そうですね。
富田:「1から2で落ちる」っていうのが定説じゃないですか。
「2より1(が面白かった)」って何でも言われますもんね。それは許されんから。
華丸:エイリアン以外、「2」が面白かったって聞いた事なかですね。
富田:ほんと?だったらエイリアンのごと頑張らないかんね、私たち。初日で1シーン撮っただけで私くたくたやもん。
Q:「2」があると聞いていかがでしたか?
華丸:とかいいながらないんでしょっていう気持ちでした。
富田:あ~、正直まさかね~というのはあったけど
「1」が凄く評判が良かったからこそ「2」は更に頑張んなきゃなって思う。
華丸:それは3日前からクランクインしている私が一番感じております。監督が前回と全然違う。バリ怖いです。
富田:れはたまらん~!
Q:今回の「ふくのや」の見どころは?
(華丸)出し切りました。多少褒めてもらったくらいでは納得できません(笑)
富田:みんなが持っている、素敵なエネルギーがまた出せたらいいなと思います。
台本がとてもいいので、それ以上のモノを出すにはやっぱり自分たちのハートが大事だなと思います。
相変わらずのメンバーで相変わらずの「ふくのや」がやれたらいいなと思っています。
華丸:前篇は亀シャン(亀山留吉=月亭方正)という新しい登場人物が出てきて、本当に主人公の俊之と亀シャンが、
「ふくのや」をしっちゃかめっちゃかにするんですけど、「こんなに盛りだくさんか」とやってて思いました。
本当に見てもらわんと困るくらい頑張りましたバイ。
多少褒めてもらったくらいでは納得できないくらい、全部出し切りました。
亀シャンとの掛け合いはぜひ見ていただきたい。
富田:前篇は今までにない「めんたいぴりり」ですよね。亀シャンという新しいパワーをいただいて更にパワーアップした感じはあります。
後篇は「相変わらずのめんたいぴりり」という感じ。まさに「ふくのや」が帰ってきた感じがするかもしれません。前篇のパワフルな部分と、後篇の相変わらずでありながらも、ひと味違う「めんたいぴりり」。その両方を楽しんでいただけると。
華丸:普通は前篇にいつものやつがあって、後篇がひねったかんじなんですけど、先にひねった回からきますからね。
これ、スターウォーズのやり方と一緒ですかね。エピソード4を先にやってから戻るみたいな。
(江口監督は)スピルバーグですか(笑)
Q:前作に続き「スケトウダラ」役を演じて、いかがですか?
大吉:役作りという面では難しかったです。
「美輪明宏」さんをイメージしてやってきたんですよ。でも相変わらず難しかったですね。
華丸:思ってないでしょ?
大吉:思ってる思ってる!だって明らかに俺物語に関係ないもん!
華丸:いや関係ありますよ、ポスターにも載っとるんやもん。
大吉:だって(スケトウダラは)みんなのお芝居と違うやん。ただのあなた(華丸)とやってるコントやん(笑)
華丸:しっかり見てもらったら分かると思いますけど、(スケトウダラは)本当に内容に関係ないから大丈夫です。
大吉:見逃し上等の役で出ていますからね(笑)
Q:見どころは?
大吉:仲間が増えますので、今作は。一人じゃない所を見てほしいです。後は最後のシーンかな。向いの旦那さん(でんさん=ゴリけん)と。何回やってもうまくいかないんです。。。
2人がうまくいったときは技術さんがあり得ないミスしたり(笑)
ゴリけんさんとはちょっと相性が悪いみたいだなというのは再確認しました。
Q:撮影を終えてみて、いかがですか?
方正:もう楽しかったです。僕自身がドラマとかこういうお仕事久しぶりっていうのもありますしキャストのみんなも楽しいので普通に楽しいです。今まで若いときは自分の芝居ばっかりをやっていたけど、今回(江口)監督に凄い分かりやすく言われて咀嚼して出来たので完成を楽しみにしています。
Q:華丸との共演は?
方正:本当、がっつりと仕事した事なかったんですけど、今回一緒にやってみて思ったのが、娘がおったり、年齢がほとんど一緒だったり。私生活の環境が似ているのでいろんな話してますね、親父トークを。(華丸と)こんなに芝居で通じ合えるのかって思いました。一緒に話してたんですけど「2人のシーンであんなに泣くとは思ってなかったな」って。
(亀山留吉を)どこまで壊していこうかな、と
だんだん亀しゃんが壊れていっているような感じがするんですけど、監督がそれで喜んでくれてはるんで、「どこまで壊して行こうかな」というのは自分の中でありました。
Q:「亀山留吉」という役の見どころは?
方正:「やさしさ」ですかね。サービス精神に溢れてる亀山留吉だと思います。
その優しさを出せてると思います。是非そこを見てください。
Q:めんたいぴりり2の撮影を終えて、いかがですか?
華丸:本当に"2"の難しさを痛感しました。撮影3日目に監督にちょっと散歩しようかと言われて、直感的に「わ、くらされる」と思ったら半分当たってて(笑)演技指導というか「前の俊之さんのマネをしている」と。「なるほどな」と。僕らも(漫才で)いいネタが出来ると、そのオマージュみたいなのをつくったりすることがあって、作っている本人たちには結構ウケるんですけど客にはウケない。ドラマでも初見の人と、前回を踏まえて見る人との食い違いみたいなものもあるんかな、とちょっと思いました。「初めてやる」というモードに切り替えて、なんとか乗り切ったというのが自分的にあります。
撮影の最中は永遠に終わらないかと思ったり、2度と嫌だなと思ったりもしたんですけど撮影が終わってしばらくすると(やってた事が)嬉しいというか。たくさん子供を産んだ母親と同じ意見(笑)産みの苦しみがあればあるほど可愛いという事になるんかなと。
Q:めんたいぴりり2の一番の見どころは?
華丸:(僕の)涙のシーンです。「俺、役者ちょっといいんじゃないか」と思うとともに、本業の漫才が「芝居がかって」くるんですよ。間を取りすぎたりする。それが懸念されます(笑)あと方言もきつくなってきたりする。自分で「あれ、方言がこゆか~」って思います。でもこうやって博多弁が東京で市民権を得て、関西弁みたいになるのが一番ですね。